このような症状がある場合は、顎関節症(がくかんせつしょう)が疑われます。
顎関節症の原因の一つは、「咬み合わせ」のズレによるもの。そのため、顎関節症の治療では、咬み合わせを整えることが必須です。
咬み合わせのズレが原因で起こるのは、あごの関節の異常だけではありません。全身に何らかの不調が出るケースも多く見られます。例えば、肩こり・手のしびれ・頭痛・耳鳴り・睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)などが引き起こされることも。
治療の目的は、咬み合わせのバランスをあるべき形に戻し、顎関節症に起因する全身症状の改善を図ることです。そのため受診時には、歯の状態だけでなく、あごのバランスと咬み合わせを含めた診断を綿密に実施します。
咬み合わせが整うと、あごだけでなく全身のバランスが良くなり、肩こりや睡眠時無呼吸症候群などが改善するケースがよく見られます。また、咬み合わせが改善されると、歯にかかる力が均等にうまく分散され、歯の寿命も長くなるのです。
症状の差はありますが、生活習慣や日常生活での習癖などにより、正しいバランスの咬み合わせでない方は多くいらっしゃるようです。咬み合わせが原因で起こる不調も少なくないため、お悩みの症状がある方はお気軽にご相談ください。
顎関節症の治療を担当するのは、この分野における経験が豊富な歯科医師から指導を受けてきた院長です。10年以上(※)にわたって、顎関節症の治療を手掛けてきました。
顎関節症治療は、専門的な知識や技術が必要な治療分野です。経験豊富な院長なら、安心してお任せいただけることと思います。
当院は、顎関節症の原因をしっかりと追究し、それにアプローチする治療で症状を改善していきます。最初に、現在の症状やお悩みをお聞きして、原因と考えられそうなクセがないかを確認。次に、咬み合わせの検査を行い、あごの状態を診断します。
顎関節症の治療で一般的なのは「スプリント」と呼ばれるマウスピースを用いた治療ですが、これを使用しなくても症状を改善できる可能性があります。例えば、あごを少し前に出すような咬み合わせを意識したり、生活習慣を見直したりといった方法です。
ほかにも、「ダイレクトスプリント」と呼ばれる治療法があります。これは、咬み合わせの高さをそろえるための仮の詰め物を施し、バランスを確かめながら調整していく治療です。咬み合わせが変わることで不調が改善されるかどうか、様子を見ながら治療を進められるのがメリットです。
咬み合わせの治療は、歯を削って咬み合わせの高さを調整していくケースが一般的ですが、私どもはいきなり歯を削ることはしませんのでご安心いただきたいと思います。複数の治療法から、患者さまに適した治療法をご提案します。
顎関節症でお困りの方は、どうぞお早めにご相談ください。
※2022年現在
器具やレントゲンで、あごの関節の状態や噛み合わせを検査します。
検査結果をご説明し、治療計画をご案内します。
治療計画にご納得いただけましたら、治療を開始します。
治療の効果が出ているかを評価します。必要に応じて治療計画を変更します。
STEP3~4を繰り返し、症状が改善したら終了です。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
午後 | ○ | × | × | ○ | ○ | △ | ○ |
午前:10:00~13:00
午後:14:00~19:00
△:14:00~16:00
休診日:火曜・水曜・祝日